【ネントレで後悔した人の体験談6選】すべきでない子供の特徴も紹介！

赤ちゃんの夜泣きは、多くの親にとって深刻な悩みです。

眠れぬ夜を何度も経験し、心身ともに疲弊してしまうことも珍しくありません。

実際、育児で最もストレスを感じる場面が「夜泣きの対応をする」こととなっています。

そんな中、注目されているのが「ネントレ(ねんねトレーニング)」。

しかし、ネントレは全ての赤ちゃんや家庭環境に適しているわけではありません。

本記事では、ネントレに実践して後悔した親御さんたちの生の声をご紹介します。

また、ネントレで失敗しないためのポイントや、我が家が1ヶ月で定着したネントレ方法も合わせてお伝えします。

ネントレで後悔した人の体験談

ネントレには賛否両論あり、正しい知識と理解が不可欠です。

しかし、適切なタイミングや方法を間違えると、親子共にストレスを感じることがあります。

ここでは、ネントレを行った親たちの体験談を紹介します。

当記事ではSNSやクラウドソーシングを利用し、独自で募集した体験談をまとめています。
募集方法：クラウドワークス

(30代女性:会社員)
私の息子は生後4ヶ月の時、ネントレに挑戦しました。しかし、彼にはまだ早かったようで、夜中に何度も激しく泣くようになりました。その結果、私たちはネントレを中止することにしました。子供の成長に合わせたタイミングでの対応の重要性を痛感し、息子に対して早急な対応を求めすぎたことを後悔しています。子供の発達段階に応じて、もっと柔軟に対応すべきだったと感じています。

(30代女性:専業主婦)
ネントレを実施してから、私の娘は私に対して以前ほど甘えなくなりました。確かに彼女はより自立した様子を見せるようになったのですが、その一方で、以前のような親子の絆を感じられなくなったことに、心から寂しさを感じています。ネントレの効果はあったものの、その過程で失われたものがあると感じ、親子の関係の変化に苦しんでいます。

(40代女性:会社員)
ネントレを始めたことで、息子が夜通し泣くようになりました。それに伴い、私自身も睡眠不足とストレスが積み重なり、健康を害するほどになりました。家族全員がこの状況に苦しんでおり、もっと息子の気持ちを考え、優しいアプローチで睡眠トレーニングを進めるべきだったと痛感しています。

(30代女性:会社員)
ネントレ中の息子の泣き声に耐えることは、思っていた以上に私にとってストレスフルでした。その結果、私自身がイライラしやすくなり、家庭内の雰囲気も悪化しました。育児に対してもっとリラックスした姿勢で臨むべきだったと反省しており、親の心の余裕が家庭全体の雰囲気に大きな影響を与えることを痛感しています。

ネントレすべきでない子供の特徴5つ

先述したようにネントレはすべての子供に適しているわけではありません。

特に、次の5つのケースでは、ネントレはお勧めできません。

ここでは、ネントレすべきでないケースを詳しく説明し、理由を解説していきます。

１．年齢が生後6ヶ月未満

ネントレに適した月齢は生後6か月以降と言われています。

自分の力で眠る力を育てる本格的なネントレの開始時期は、生後4～6カ月以降がおすすめです。

引用元：Panasonic

この時期の赤ちゃんは、夜泣きをする主な理由が「空腹」や「安心感を求める」ことにあります。

赤ちゃんの成長段階を考えると、この時期はまだ一定のリズムを持って眠ることが難しいのです。

大人は一定の睡眠パターンを持っていますが、生後6ヶ月未満の赤ちゃんには、そのようなリズムがまだ確立されていません。

ただ、実際は生後半年以内にネントレを始める方が多いようです。

２．何かしらの持病がある場合

持病を持つ赤ちゃんにネントレを適用することは推奨されません。

持病を持つ赤ちゃんは、一般的な子供よりも特別な注意やケアが必要な場合が多いです。

ぜん息やアレルギー、その他の慢性的な病気を持つ子供は、夜間に特別な配慮や治療が必要になることがあります。

このような状況では、夜泣きは体調不良のサインである可能性があり、ネントレを行うと、重要な健康上の問題を見逃してしまう恐れがあります。

３．発達障害の診断をされている場合

発達障害を持つお子様の場合、ネントレは適切ではないことが多いです。

発達障害にはさまざまな種類がありますが、一般的には感覚過敏やコミュニケーションの難しさなど。

これらの特性を持つ子供にとって、夜泣きは感覚処理の問題や不安、ストレスの表れであることがよくあります。

発達障害を持つ子供の場合、個別のニーズに合わせたアプローチが必要です。

４．環境が変化したばかりの場合

子供にとって、環境の変化は大きなストレスの原因となることがあります。

これらの変化により、子供は不安定になり、普段とは異なる行動をとることがあります。

このような時期にネントレを行うと、子供のストレスが増大し、かえって夜泣きが悪化する可能性があります。

新しい環境に慣れるまで、子供には安定感と安心感を与えることが重要です。

ネントレを始める前に、まずは子供が新しい環境に適応するのを支援し、安心できる状態を作り出すことが望ましいです。

５．親がネントレに十分取り組めない場合

ネントレは、成功するためには親の時間と労力が必要です。

これは、子供に過干渉になるという事ではなく、子供に対して安定した愛情とサポートを提供し続けるということ。

親御さんが仕事などで忙しく、ネントレに十分な時間を割けない場合は、ネントレ開始の時期を見直すべき。

このような状況では、ネントレよりも先に、親御さん自身の健康や生活バランスを整えることが先決です。

子供の育児はチームワークであり、親御さんが自身の健康を保ちながら、子供に最善のケアを提供することが大切です。

ネントレで後悔しない5つのポイント

ネントレは、質の高い睡眠を得るための重要な手段です。

しかし、間違った方法で行うと睡眠の質を低下させたり、ストレスを感じる原因にもなります。

ここでは、ネントレで後悔しないための5つのポイントを詳しく解説します。

１．正しいネントレの知識を事前に理解しておく

まず、ネントレが赤ちゃんの成長や健康にどのように役立つのかを知ることが大切です。

赤ちゃんは睡眠中に成長ホルモンを分泌し、脳や身体の発達を促進します。

適切なネントレは、この重要な睡眠時間を確保するのに役立ちます。

生後6ヶ月未満だと深夜の授乳が必要な場合もあるため、個々の状況に合わせたアプローチが大切です。

２．ネントレに必要なグッズを揃える

ネントレを成功させるためには、適切なグッズの準備も重要です。

快適な睡眠環境を整えるために、以下のアイテムが役立ちます。

遮光カーテンは、昼間の光を遮り、赤ちゃんが昼夜の区別をつけやすくします。

３．毎日同じ時間に決まった生活をする

赤ちゃんは毎日同じ時間に同じ行動をすることで、安心感を得て睡眠の質を高めることができます。

このため、毎日一定の時間に起床し、食事、遊び、入浴、就寝などの活動を同じ順序で行うことが推奨されます。

この一貫した日常ルーティンは、赤ちゃんの体内時計を整え、自然と睡眠のリズムを築いていく助けとなります。

４．寝る前のルーティンを確立する

赤ちゃんにとっての寝る前のルーティンは、睡眠の質を向上させる重要な要素です。

我が家では寝る前に以下のようなルーティンを繰り返していました。

赤ちゃんの心身を落ち着かせ、睡眠に導くことが大切です。

５．寝る前2時間のブルーライトは避ける

赤ちゃんにもブルーライトの影響は及びます。

テレビやスマートフォンなどから放出されるブルーライトは、赤ちゃんの睡眠リズムを乱す可能性があります。

特に寝る前2時間は、これらのデバイスの使用を避け、赤ちゃんの睡眠環境を整えることが重要。

赤ちゃんの部屋を暗くして、静かな環境を作り出すことは、良質な睡眠に不可欠です。

実際、ネントレの為にまず遮光カーテンを用意する方が多いようです。

【我が家のやり方】1ヶ月で定着したネントレ法

我が家では生後2ヶ月頃からネントレに挑戦しています。

結果として、約1ヶ月間でネントレが定着し、現在では夜20:00には寝てくれるようになっています。
また、夜泣きも殆どないので、ネントレしたことで育児のストレスが激減しました。

以下は、我が家のネントレのやり方と具体的なスケジュールを紹介します。

次に、我が家で行っていたネントレスケジュールを紹介します。

時間	活動
7:00	起床・授乳(ミルク)
9:00〜9:45	朝寝
10:30	授乳(ミルク)
11:45〜14:15	昼寝
14:30	授乳(ミルク)
16:15〜17:00	夕寝
17:00	授乳(ミルク)
17:45	お風呂
18:15	授乳(ミルク)
20:00	紹介しているネントレを実践
22:30	授乳(ミルク)
4:00〜6:00	授乳(ミルク)

このネントレルーティンを継続した結果、1ヶ月ほどで20:00には寝てくれるようになりました！

詳しいネントレ法や使用したグッズを格安で利用する方法は以下記事で紹介しています。

ネントレのメリット

次に、ネントレのメリットを紹介します。

１．生活リズムが整う

ネントレを行う一番の目的は、赤ちゃんの生活リズムを整えることにあります。

人間には体内時計と呼ばれるものがあり、これによって睡眠や活動の周期が決まります。

赤ちゃんは生まれたばかりで体内時計が未発達なため、昼夜の区別がつきにくく、不規則な睡眠パターンになりがち。

ネントレを通じて、赤ちゃんに一定の睡眠パターンを教え込むことで、昼間はしっかり起きて夜はぐっすり眠る、という健康的な生活リズムを身につけさせることができます。

これは、赤ちゃんだけでなく親の生活リズムにも良い影響を与え、家族全体の生活の質を向上させる効果があります。

２．ご機嫌な時間が増える

赤ちゃんの睡眠はその成長や発達にとって非常に重要です。

十分な睡眠をとることで、赤ちゃんはより快適に過ごし、起きている間のご機嫌な時間が増えます。

ネントレを行うことで、赤ちゃんは適切な時間に睡眠を取り、目覚めた時には心地よい状態で一日をスタートできるようになります。

親としても、笑顔で過ごす赤ちゃんの姿を見ることは大きな喜びであり、親子の絆を深める助けとなります。

３．食欲がアップする

良質な睡眠は、赤ちゃんの食欲を促進する効果もあります。

睡眠は成長ホルモンの分泌を促すとともに、体のリズムを整えることで食欲をコントロールするホルモンのバランスを保ちます。

ネントレで睡眠の質が向上すると、赤ちゃんの体は規則正しい食事のリズムを学習し、食べる時間になると自然と食欲が湧くようになります。

これにより、赤ちゃんの成長に必要な栄養摂取がスムーズに行われ、健やかな成長をサポートします。

また、食事の時間が規則正しくなると、家族全体の食生活も整い、健康的なライフスタイルへと導かれます。

４．夜泣きが少なくなり、パパ・ママの負担が減る

夜泣きは多くの親にとって大きな悩みの一つです。

ネントレを行うことで、赤ちゃんは一定の睡眠パターンを身につけ、夜通し眠ることができるようになります。

これにより、夜間の度重なる起床が減少し、パパやママの睡眠不足が解消されます。

十分な睡眠は、親のストレス軽減につながり、より穏やかな心持ちで子育てに向き合うことができるようになります。

また、夜間の安定した睡眠は、赤ちゃんの心身の健康にも良い影響を及ぼし、育児全体の質を向上させる効果が期待できます。

５．自分に使える時間が増える

ネントレによって赤ちゃんが規則正しい睡眠をとるようになると、親は赤ちゃんが眠っている間に自分の時間を持つことができます。

これは、趣味の時間、休息、あるいは家事などの他の仕事をする時間として有効に使えるようになります。

親がリフレッシュする時間を持つことは、育児のストレスを減らし、ポジティブな育児につながります。

また、親自身の心身の健康を維持するためにも、自分の時間を確保することは非常に重要です。

６．赤ちゃんの自立する一歩に繋がる

ネントレは赤ちゃんにとって、自分自身で眠りにつくという自立の第一歩を踏み出す機会を提供します。

これは、赤ちゃんが自己調整能力を身につける上で重要なステップです。

自己調整能力は、今後の成長過程でさまざまなスキルを習得する上で基盤となるものであり、健全な心理的発達に不可欠です。

また、自分で眠りにつくことができるようになることは、赤ちゃんの自信にもつながり、親子の絆をより強固なものにします。

ネントレのデメリット

ここでは、ネントレのデメリットを紹介します。

１．ネントレの定着までが辛い

ネントレを始めると、最初の数日間は特に赤ちゃんが泣くことが多くなる可能性があります。

この期間、赤ちゃんは不安や混乱を感じるかもしれません。

通常、親は赤ちゃんが泣き始めると、すぐに抱っこすることが多いですが、ネントレでは赤ちゃんが自分で寝ることを学ぶために、あえて干渉しないようにします。

この「泣かせておく」時間が親にとっても精神的に辛い瞬間となり得ます。

また、この方法は赤ちゃんによって反応が異なり、すべての赤ちゃんに効果的であるとは限りません。

２．近所迷惑になる可能性もある

夜間の泣き声は近隣住民に迷惑をかけることがあります。

特に集合住宅での生活では、赤ちゃんの長時間の泣き声が近所トラブルの原因となることがあります。

この点を考慮し、ネントレを行う場合は、近隣住民への配慮も必要です。

不安であれば以下のような対策をすべきです。

３．確実に赤ちゃんが自分で寝れるようになる保証はない

ネントレはすべての赤ちゃんにとって効果的であるとは限りません。

赤ちゃんの個性や成長段階によって、この方法が合わない場合もあります。

また、親が一貫した対応を取ることが難しい場合、ネントレはうまくいかない可能性があります。

例えば、親が一晩でネントレを諦めてしまったり、一貫性のない対応をしてしまうと、赤ちゃんは混乱し、望む結果を得ることが難しくなります。

「ネントレ 後悔」でよくある質問集

最後に、「ネントレ 後悔」でよくある質問を紹介します。

ネントレで笑わなくなるって本当？

ネントレを行うと、一時的に赤ちゃんが笑う回数が減るかもしれません。

これは、赤ちゃんが新しい睡眠パターンに慣れる過程で、一時的なストレスを感じている可能性があるためです。

しかし、これは一般的に短期間であり、適切なやり方でネントレを行えば、赤ちゃんの笑顔は徐々に戻ってきます。

重要なのは、ネントレ中も親子の絆を深めるために、昼間はたくさん抱っこをしたり、遊んだりすることです。

以下記事ではネントレした我が家の体験談を紹介しています。

ネントレによる悪影響はある？

ネントレによる悪影響については、研究結果が分かれるところです。

一部の研究では、ネントレが赤ちゃんのストレスを高めると指摘されています。

しかし、他の研究では、ネントレが赤ちゃんの睡眠を改善し、親のストレスを減らす効果があるとされています。

大切なのは、赤ちゃんの様子を注意深く観察し、必要に応じて小児科医や専門家に相談することです。

ネントレでサイレントベビーになる？

「サイレントベビー」とは、泣いても反応がないことを学習し、泣かなくなる赤ちゃんのことを指します。

ネントレが原因でサイレントベビーになる可能性は低いとされていますが、親が赤ちゃんの泣き声に適切に反応しない場合、このリスクは高まる可能性があります。

ネントレは「泣き声を完全に無視する」というものではなく、赤ちゃんの安全と快適さを保ちつつ、自立した睡眠を促すための方法です。

親が適切に対応すれば、このリスクを最小限に抑えることが可能です。

ネントレで泣き声が耐えられない場合は？

ネントレ中の泣き声に耐えるのは、親にとって非常に困難なことです。

この場合、まずはネントレの方法を見直し、赤ちゃんにとってもっと快適なアプローチを試すことをお勧めします。

例えば、徐々に泣き声に反応する時間を延長する方法などがあります。

また、親自身のストレスも考慮し、必要であれば家族にサポートを求めることも重要です。

赤ちゃんの健康と安全が最優先であり、無理をせず、自分に合った方法を見つけることが大切です。